さくらにSubversionをインストール

昨日、個人活動というか、今度一緒に会社の立ち上げしてくれるやつとソースの管理で相談。
先々週くらいまで、サーバの調達もめんどいし、しばらくはオープンなSVNでやっていたが…
さすがに、技術的にオープンソースにしまくるわけにいかんから、まじめに検討。
お互い、さくらの共用レンタルサーバは持ってるから、そこに入れるかと。月額五百円だし。チャットはSkypeで代用。タスク管理をどうするかはまだ決定してないが、その辺りはフリーでも豊富にあるからなんとでも。

手順はこちら

1)動作条件

2)必要なものをそろえる

3)TeraTermで接続

ホスト名は「○○○.sakura.ne.jp」。
SSHバージョンは「SSH2」。ユーザ名・パスワードはFTPで接続するときのものをそのまま。

で、bashに切り替え

$ bash 

4)インストールする場所を作る

$ mkdir -p $HOME/local/src
$ cd $HOME/local/src
$ mkdir -p $HOME/local/lib/python2.4/site-packages
$ ln -s ~/local/lib/python2.4 ~/local/lib/python
$ export PYTHONPATH="$HOME/local/lib/python:$HOME/local/lib/python/site-packages"
$ export PATH="$HOME/local/bin:$PATH"
$ export LD_LIBRARY_PATH="$HOME/local/lib"

5)SWIGのインストール

SWIG(Simplified Wrapper and Interface Generator)。スクリプト言語からC/C++のコードを利用するためのインタフェースとなるコードを生成する開発ツール。

$ cd $HOME/local/src
$ wget http://jaist.dl.sourceforge.net/sourceforge/swig/swig-1.3.29.tar.gz
$ gunzip swig-1.3.29.tar.gz
$ tar xvf swig-1.3.29.tar
$ cd swig-1.3.29
$ ./configure --prefix=$HOME/local
$ gmake
$ gmake install

6)Neonのインストール

WebDAVクライアントライブラリ。なぜか、neon 0.25.5じゃないと駄目らしい。

$ cd $HOME/local/src
$ wget ftp://ftp.sunfreeware.com/pub/freeware/SOURCES/neon-0.25.5.tar.gz
$ tar xvzf neon-0.25.5.tar.gz
$ cd neon-0.25.5
$ ./configure --prefix=$HOME/local --with-ssl --with-libs=/usr/local --enable-shared
$ gmake clean && gmake && gmake install

7)APR / APR-utilのインストール

バージョンアップされているかもしれないから、こちら参照Index of /infosystems/apache/aprIndex of /infosystems/apache/apr

APRApache Portable Runtime
APR-util:Apache Portable Runtime Utility

$ cd $HOME/local/src
$ wget http://ftp.kddilabs.jp/infosystems/apache/apr/apr-0.9.17.tar.gz
$ tar zxvf apr-0.9.16.tar.gz
$ wget http://ftp.kddilabs.jp/infosystems/apache/apr/apr-util-0.9.15.tar.gz
$ tar zxvf apr-util-0.9.15.tar.gz

はじめ、これをまちがってapr-2..***.tar.gzとかにしてしまい、あとでsubversionがはいらなかった。。

8)Subversionのインストール

$ cd $HOME/local/src
$ wget http://subversion.tigris.org/downloads/subversion-1.4.3.tar.bz2
$ tar jxf subversion-1.4.3.tar.bz2

※ここでもAPR / APR-util のバージョンに注意。

9)Subversionコンパイル & インストール。

$ cd $HOME/local/src/subversion-1.4.3
$ ./configure --prefix=$HOME/local --without-berkeley-db -with-python=$HOME/local/lib/python --enable-swig-bindings=python --with-swig=$HOME/local/bin/swig --with-neon=$HOME/local/ --with-ssl --with-libs=$HOME/local --disable-static
$ gmake clean && gmake && gmake install
$ gmake swig-py
$ gmake install-swig-py

10)最後に以下のシンボリックリンクを作成。

$ ln -s $HOME/local/lib/svn-python $HOME/local/lib/python/site-packages/svn-python
$ ln -s $HOME/local/lib/svn-python/svn $HOME/local/lib/python/site-packages/svn
$ ln -s $HOME/local/lib/svn-python/libsvn $HOME/local/lib/python/site-packages/libsvn

以上でインストールは完了。

こちらさくらレンタルサーバでSubversion (Install編) - FREE STYLE / MISHUKU.netを参考にさせてもらいました。

Scratch Day in Tokyoに行ってきた

Scratch day in tokyoに行ってきた。
Scratchを使ったイベントを、同時多発的に世界中で開催!日本も川口市のメディアセブンと中京大学など三カ所同時開催。

Scratchって、LEGOのmindstrmを作ったMIT Media Labで、ミッチェル・レズニック教授がSqueakをベースに開発中の教育用ビジュアル言語。ずいぶん少人数でやってるみたいだ。対象年齢は8歳以上。ユーザーの年齢層は、12歳が一番多いらしい。そら凄い!

Squeakアラン・ケイが作ったコンピュータリテラシーの向上を目指したビジュアル言語。それを受け継いでいる。今回講師できていた阿部和広(サイバー大学客員教授東京学芸大学非常勤講師)さんも、アラン・ケイの弟子だそうだ。

教育用と銘打っているだけあって、教育関係者が多く、なんかアウェイ感…教育関係者なので、開発に関してはプロという訳じゃないけど、コンピューターを便利なツールじゃなく、知的、創造的ツールにしたいとの思いがそこにある。
前にアップルの人が言っていたのを思い出したのだけど、今の子供たちみたいに生まれたときからコンピュータや携帯がそばにある環境のにいる「デジタル・ネイティブ」は「時間の制約」「場所の制約」が嫌いで「成果や評価を重視」するそうだ。わ・・わかる。
彼らには学校で先生が壇上で教えるような「インストラクション型」の教育じゃなくて、先生が一緒になって考え、発見、探索、発信などを助けてくれるような人である環境で行われる「コンストラクション型」の指導に対して親和性が高いそうだ。ぼくらの世代もそれに近いかなって思う。

で、話を戻すと・・・
この日は「おとなスクラッチ」と「こどもスクラッチ」ってのがあって、こども達もメディアセブンの別な場所でひたすら作りまくってた。
参加したおとなスクラッチは、概要とワークショップ、教育関係者の導入事例と、NECのPaPeRoをScratchで制御する実演を見て終了。
Scratchの面白さは分かったし、子供ががんがん作ってるのは正直驚いた。2時間で4つも作る小学生がいたりして、しかもちょっと面白いもの作りよる。。。例えば

ドラ○もんと思しきキャラ(目には黒線が!?)が、の○太くんと思しきキャラにロケットパンチを繰り出し、ひたすら炎上させてしまうだけとか。。。メルヘンチックな背景で行われる残虐行為!?
シュールだ。。。こんなのが作れるのって、少しうらやましかった。

で終了後、ぼくはかなりお疲れで速攻帰って新幹線で爆睡。いつもなら色々人と話すんだけど、その日は無理でした。

しかしメディアセブン、いい施設やなぁ。近所にあったら、毎日行くのに。
Scratchの参照 http://scratch.mit.edu/

久しぶり

に、ブログを書こうと思いまーす。

いや、超ご無沙汰してたわ。さーせん。

最近あったこと!

1.百式の田口元さんとランチにいった
2009年04月24日

田口さんが大阪に来られるとのことで、サイトでランチの呼びかけがあったので参加!
LifeHack pressが発売になった、二年半くらい前から、check*padを利用してて、会社でも広めてました。で、百式のドットコムサイトの紹介に驚いたわけや。一人で毎日やってるモチベーションとか、おもしろいものを見つけるアンテナとか。
どんな人やろうと、ずっと思ってたから、ランチは何かいい話しようと行ってみた。で、まんまと同じテーブルにつき、話をさせてもらったが、なんせ三十人程きてて、田口さん忙しい!で、数少ないチャンスをついつい格闘技とかの話してしまった…田口さん、フルコンタクトの空手やってるらしいから、ついついww
で、田口さんの印象は…あんまりそういうの出してほしくなさげな感じがしたからやめときます。マスコミにもでないんやって。ボクなら、二つ返事で出てまうわ(笑)

あと、他の人たちとも名刺交換しまくり。明日はその時知り合った人が会社に来ます。デザイン系の人が個人的に欲しい(笑)から、色々話聞いておこうっと。
起業してはる人も結構多かったから、勉強になります。

2.関西ライフハック研究会のお花見勉強会に行った

大阪のウツボ公園で、お花見しながらの勉強会!取り組みが面白そうなうなのと、
えと、関西ライフハック研究会のお花見で、RIA系の人とかも交えて飲みながらお話。
色んな人と知り合えて、何人かと仕事上のお付き合いも少々。

あいつは、分かってくれない・・・って

思うことは良くある。
会社でも、友達でも。

それが、ライバルであったり、尊敬できる相手であったり、単なる上司や仕事仲間や。。。
逆に簡単に理解してくれる人もいる。

その違いを最近感じる。

人は、自分の中に無いものは見ることが出来ない!
自分の中にあるものしか、認識できない。それは当たり前なんだよね。。。なんというか、人が分かってくれないから、あいつが悪いんだって思うのは、結局逃げてるだけなんだよなぁ。本当に分からせようと思ってないんだね。。。
本気でそう思うなら、相手の中にあるものをまずは知ることが必要だ!!そこから次のイメージに繋がる話を持っていくことが必要だとおもう。

相手と繋がらないこと、これって、逆に大きなチャンスな気がする。自分が相手に無いものを持ってるって事だし、それを上手くシンクロさせれば。。。



自分にはこんな面白い・すごい・価値のある何かがあるが、相手にはさっぱり伝わらない。
これ、多分相手がそれを持っていないから。ある意味、相手との大きな差異化ポイントでもある。
その逆もあるよねー。相手の言ってる事があんまり心に響かない。でも、何年かして考えると、「あ、このこと言ってたのかな?」って気が付くときがある。

もし、相手の中に無いものを話しているって自分が気が付いたら、相手の中にあるものに関連付けて話してみたらどうだろう。
そこから、イマジネーションが連続的に繋がって行って、今まで相手の中に無かったことが最後は産み付けられるんじゃないだろうか。

自分も、相手の言葉が響かない時、自分の中にあるものと関連づけるようにしていけばいいんじゃないだろうか。

いや、すごく基本的なことで、当たり前だと思うけど、普段、情報を取捨選択していると、忘れてしまうことが多い。

今週は、これをトライだ。

ミニチュアのような撮影が出来るTilt Shift

まず、こちらを見ていただきたい。
http://vimeo.com/2482776?pg=embed&sec=2482776

まるでミニチュアのようだが、1枚1枚の画像は、実際の映像をTilt Shiftという手法を使って撮影されている。これを動画にする際、よりミニチュアっぽく見せるために、コマ送りのような撮影をしている。

被写界深度を浅くして、コントラスト・彩度があがったような画像ですねー。
なんだか感動!ってことで、これを実現するアプリを作成中。でも、うまく行かないなぁ。。。

Googleカレンダーを予約表にしてみた

Googleカレンダーを使って、予約表を作ってみた。

※すまん、この記述DynamicCalendarHelperと混じりまくってるのに気がついた。直すまで参照しないでください。。。

まず、RailsのDynamicCalendarHelperをベースにした、googleカレンダーをカスタマイズ可能なCalVisを使ってみた。
http://googledataapis.blogspot.com/2008/06/make-your-own-customizable-ajax.html

これでgoogleカレンダーからデータを取り込んで、で表示してみた。

インストール
>script/plugin install http://topfunky.net/svn/plugins/calendar_helper/

すると、public/styleseets/calendarの下にblue,grey,redと3種類のカレンダーの雛形ができる。

で、**.html.erbに








を追加。で出た。。。

一昨日のタモさんの弔辞(赤塚不二夫さんの葬儀)に感動

8月7日の赤塚不二夫さんの葬儀で、タモさんが弔辞を読んだのだが。。。なんか感動してしまった。
赤塚不二夫も好きなんで、余計になんだか。。。

で、紙見てたから、読んでるのかと思いきや、白紙だったようだ。ページめくったりするような様子もなく、本当に白紙っぽい。
照れ隠しというか、手持ち無沙汰なんだろうなぁ、タモさんだし。でも、さすがに話のプロやなぁ。あんなことできるんやね。

タモリ弔辞全文◆

 弔辞

 8月2日にあなたの訃報に接しました。6年間の長きにわたる闘病生活の中で、ほんのわずかではありますが回復に向かっていたのに、本当に残念です。

 われわれの世代は赤塚先生の作品に影響された第1世代といっていいでしょう。あなたの今までになかった作品や、その特異なキャラクター、私たち世代に強烈に受け入れられました。10代の終わりからわれわれの青春は赤塚不二夫一色でした。

 何年か過ぎ、私がお笑いの世界を目指して九州から上京して、歌舞伎町の裏の小さなバーでライブみたいなことをやっていた時に、あなたは突然私の眼前に現れました。その時のことは今でもはっきり覚えています。赤塚不二夫が来た。あれが赤塚不二夫だ。私を見ている。この突然の出来事で、重大なことに、私はあがることすらできませんでした。終わって私のところにやってきたあなたは、「君は面白い。お笑いの世界に入れ。8月の終わりに僕の番組があるからそれに出ろ。それまでは住むところがないから、私のマンションにいろ」と、こう言いました。自分の人生にも他人の人生にも影響を及ぼすような大きな決断を、この人はこの場でしたのです。それにも度肝を抜かれました。

 それから長い付き合いが始まりました。しばらくは毎日新宿の「ひとみ寿司」というところで夕方に集まっては深夜までどんちゃん騒ぎをし、いろんなネタを作りながら、あなたに教えを受けました。いろんなことを語ってくれました。お笑いのこと、映画のこと、絵画のこと。他のこともいろいろとあなたに学びました。あなたが私に言ってくれたことは、いまだに私にとって金言として心の中に残っています。そして仕事に生かしております。

 赤塚先生は本当に優しい方です。シャイな方です。麻雀をする時も、相手の振り込みであがると相手が機嫌を悪くするのを恐れて、ツモでしかあがりませんでした。あなたが麻雀で勝ったところを見たことがありません。その裏には強烈な反骨精神もありました。あなたはすべての人を快く受け入れました。そのためにだまされたことも数々あります。金銭的にも大きな打撃を受けたこともあります。しかし、あなたから後悔の言葉や相手を恨む言葉を聞いたことはありません。

 あなたは私の父のようであり、兄のようであり、そして時折見せるあの底抜けに無邪気な笑顔は、はるか年下の弟のようでもありました。あなたは生活すべてがギャグでした。たこちゃん(たこ八郎さん)の葬儀の時に、大きく笑いながらも目からはぼろぼろと涙がこぼれ落ち、出棺の時、たこちゃんの額をぴしゃりと叩いては、「この野郎、逝きやがった」と、また高笑いしながら大きな涙を流していました。あなたはギャグによって物事を動かしていったのです。

 あなたの考えはすべての出来事、存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は、重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また、時間は前後関係を断ち放たれて、その時、その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち、「これでいいのだ」と。

 今、2人で過ごしたいろんな出来事が、場面が、思い浮かんでいます。軽井沢で過ごした何度かの正月、伊豆での正月、そして海外への、あの珍道中。どれもが本当にこんな楽しいことがあっていいのかと思うばかりのすばらしい時間でした。最後になったのが京都五山送り火です。あの時のあなたの柔和な笑顔は、お互いの労をねぎらっているようで、一生忘れることができません。

 あなたは今この会場のどこか片隅で、ちょっと高い所から、あぐらをかいて、ひじを付き、ニコニコと眺めていることでしょう。そして私に「おまえもお笑いやってるなら弔辞で笑わしてみろ」と言ってるに違いありません。あなたにとって死も1つのギャグなのかもしれません。

 私は人生で初めて読む弔辞が、あなたへのものとは夢想だにしませんでした。私はあなたに生前お世話になりながら、一言もお礼を言ったことがありません。それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼を言う時に漂う他人行儀な雰囲気がたまらなかったのです。あなたも同じ考えだということを、他人を通じて知りました。しかし、今、お礼を言わさせていただきます。赤塚先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました。私もあなたの数多くの作品の1つです。合掌。

 平成20年8月7日、森田一義